皆様こんにちは。理学療法士の西澤です。
今回は、「発達性協調運動障害」についてお話しいたします。
発達性協調運動障害(DCD)とは、簡単に説明すると身体機能に問題がないのにも関わらず、
運動に困難さが見られる障害です。
例を挙げると、
・お箸が上手に使えない
・ハサミを使うのが苦手
・服のボタン留めや靴紐結びが苦手
といった手先の器用さが求められる運動や、
・縄跳びが出来ない
・ボール遊びが苦手
・よく転倒する
など様々な運動で症状が見られます。
この障がいを持つ方は、学童期のお子様の約20人に一人の割合で存在し、注意欠陥・多動性障害(ADHD)や自閉スペクトラム症(ASD)を併存する方も多いと言われています。
また、障がいの認知度は徐々に上がってはいますが、教育現場などでは「怠けている」「本人の努力不足」と言った誤解が生じている現状もあります。
協調運動に対する運動療法では、動作の原因の分析とそれに応じた目標設定が重要です。
運動の困難さには筋力や持久力といった体力的要因や、目で見た情報を脳で処理する能力、
自分の動きを感覚的に理解する能力など、それぞれ一人ひとり違った原因がある為
個別での取り組みが重要となります。
ブルーデイジー伊丹では、お子様の自尊心を大切にした個別運動療法を実施しています。
お子様の身体的特性について気になる点がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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